第57次派遣海賊対処行動航空隊出国
5月12日八戸航空基地から第2航空群(群司令 赤石英明 海将補)を基幹として、ソマリア沖・アデン湾に派遣される第57次派遣海賊対処行動航空隊(司令 松本光一 2等海佐)の出国行事が行われた。赤石第2航空群司令が「国際情勢は混迷の度合いをさらに増している。一丸となって任務に臨むことを期待する」旨のソマリア沖・アデン湾方面派遣海賊対処部隊指揮官である自衛艦隊司令官(大町克士 海将)の訓示を代読し激励した。松本司令が2航空群司令に出国報告を行い、任務に向けて士気を高めた。55名で編成される派遣要員は、基地隊員、家族及び青森県隊友会三八地域小笠原治仁支部長をはじめ自衛隊支援団体等約250名の見送りを受けた。当日、先遣隊としてP-3C哨戒機1機が隊員等に見送られて同基地を出発。残りの隊員は14日、青森空港から民間機でソマリアの隣国・ジブチ共和国に向けて出国した。
同基地からの派遣は昨年7月以来22回目、派遣期間は約5か月間で、ジブチを拠点に上空からアデン湾の不審船や海賊の警戒監視及び中東地域の日本関係船舶の安全確保に向けた情報収集等に当たる。
これに先立ち5月9日、松本司令に青森県隊友会三八地域小笠原治仁支部長が任務の完遂と無事の帰国を願い隊友会からの激励品を贈呈した。 (理事役 小清水吉弘)
写真下:松本司令に激励品を贈呈する支部長
写真上:見送りを受けるP-3C